2009年

 ときどき日記(2009) 

2009/11/24
「今夜はウナ丼」??

浜松市の引佐(いなさ)で人形劇のフェスティバルがあり、毎年呼んでいただいてます。

浜松、いなさの道中にはこれでもか!ってほど、たくさんの「うなぎ屋」さんが立ち並んでます。
普段は高嶺の花?ですが、引佐のフェスの帰りはド~ンと「うなぎ」を…というのが毎年のささやかな楽しみのひとつなのです。
まして、今年の「みのむし」の演目は「今夜はウナ丼」!
ウナギを食せず帰られようか?…という訳で、今回は…もひとつ奮発!
贅沢にド、ド、ド~ン「うな重」をいただいたのでした。

「分不相応なことしたかも…」、「タマにはいいやんなぁ…」
帰る道々ブツブツと自問自答を繰り返す、やっぱり小市民でした。 ^_^;

2009/11/16
寂光院の紅葉 紅葉狩り!

京都に所用があって出かけたついでに寂光院まで足を延ばしてみました。

天気は下り坂。もう夕方にかかってたのですが、それはそれはきれいでした。
何枚も写真を撮ったのですが、自分の目に映るようには撮れないのがホントに残念!

みなさんもお近くの紅葉を楽しんでくださいね。

2009/11/07
今日は豊中のH幼稚園で夕方からの公演でした。
作品は「パズル博士と怪盗ズルパ」

家族同士で夕方から夜にかけての時間に集う幼稚園。
子どもたちも普段と違った楽しさを感じてるようです。

おじさんと「キリンのリンちゃん」の漫才のようなかけあいに身を乗り出して笑い転げ、 「怪盗ズルパ」の悪事には一斉に抗議の嵐!
暗転で暗くなると不安になって泣き出すお子さんも・・・。

そんなこんなも含めて、「楽しかった!」「面白かった!」「リンちゃん、バイバァイ」と帰る子どもたちの笑顔がとても嬉しく、おうちに帰ってからの家族の会話も弾むといいなと願ってます。

2009/11/04
静岡大道芸フェスに出演 静岡大道芸フェス(10/31~11/3)

MINOMUSHI
「フジタニ・ニテハル画伯」
(初参加報告)

人形でのパフォーマンスはひょっとしたら飯室だけだったかも知れません。

現場スタッフの方に聞かれました。

「初歩的なこと聞いていいですか?本当に人形が絵を描くんですか?」
筆に絵の具をつけ紙に描き、筆を洗って別の色で更に描き、最後に文字でサインを入れるところまでフジタニ・ニテハル画伯が描きますよ

初めての参加で、飯室はかなりの緊張!

リンゴ、バナナなどの静物画を描き、北斎もどきの富士山で風景画を描き、お客さんをモデルに人物画を描き…回を重ねる毎にお客さんとのやりとりも楽しむことができ、20分のパフォーマンスの後は「雨あられの投げ銭が…(??)」

ま、それはさておき(!)とっても温かい応援をいただき胸をなで下ろしました。

参加しているパフォーマーは若者が殆どでしたが、(飯室が最長老だったかも?)
彼らの熱いパワー、プロ意識の高さにとても感動したそうです。
人形劇と大道芸、少し違う世界かもしれませんが、若者たちから学ぶことも多かったと言います。
そして、来年もまた新たな作品でのチャレンジしてみたい、とも。

2009/10/31
「静岡大道芸フェスティバル」10/31~11/03
かねてより出てみたいと言ってた「静岡大道芸フェス」、
いざメイン会場の受付に行ってみるとそこはピチピチの若者パフォーマーでいっぱい!
飯室は「こんなおじさん、いいんかなぁ・・・」と落ち着きません。

そんな中、話しかけてくれたイケメンの若者、KERAさん。
後で同じ場所でやることがわかったのですが、10月の神戸ビエンナーレのストリートパフォーマー部門で優勝したスゴイ人でした!(必見ですよ!)

飯室は、街の風景に溶けこむようなヨーロッパの路上パフォーマンスをイメージしてたので、BGMをうすく流す程度の機材しか用意してませんでした。
思ったより大きな音量が要ることで、KERAさんの機材を使わせていただき助かりました。

あちこちで熱くパフォーマンスが始まる中、「マリオネットは地味だったかなぁ…」 
ちょっと不安なまま始まった1回目はお客さんは少なめ・・・ ^_^;

でも、マリオネットの路上パフォーマンスはヨーロッパではポピュラーだし、
こんなのもあっていいんじゃないかと気を取り直して始めた2回目は多くのお客さん!

一日目はこうしてオタオタと過ぎたのでした。
さて、あと3日間はどうなることやら。  おじさんのチャレンジは続きます。

2009/9/30
TOプロジェクトが、第六期糸塾の塾生を募集しています。

「平太郎化物日記」の再演を目標に
伝統的な和式の糸あやつり人形の操作・製作を指導、糸あやつり人形の遣い手を本格的に育成。
興味のある方は、詳細はTOプロジェクトのHPをごらんください。

      ITOプロジェクトのホームページはここをクリック 

2009/9/09
 気がつけば、もう9月!

今年の夏は、暑さも勢いがなかったようですが、涼しくなるのも早く感じます。

7月の北海道は寒かった…なんて話は「今更?」ですが、10日余り道内を移動、滞在して青空を見ることが無かったのは今回が初めてでした。
道中、気温が11度ってところもあってビックリしました。

初めてと言えば、
車人形の西川さんに苫小牧の港で「ホッキ丼」をご馳走していただきました。
ホッキ貝といえば、ボイルされたものしか見たことがなかったのですが、丼に乗ってるのは生のホッキのお刺身! 
初めていただきましたが、本当に美味しかったです !!

昼時だったこともあってか、長い列ができる賑わいでしたが、お店の方の手際がよくて、それほど待たされた感はありませんでした。
壁から天井までたくさんの人たちのサインや色紙でいっぱいでした。
苫小牧でほっき丼
さて、左の写真は
紋別のカニの巨大なツメのオブジェ!

みのむしの有望な若き助っ人、阪東亜矢子(紋別出身)によると、昔はこのカニのツメの他に、シャケとホタテもあって流氷の海に浮かべて観光の目玉だったらしいです。


今は何故かこのツメだけがさびしく残ってるとのこと。

ツメの裏側に廻ると、壊れた半開きのとびらから内部が見えます。
不思議な美しさに、カメラを入れて撮ってみました・・・、これって、アート!?

(カーソルをあててみてください)

2009/8/24
 7月17日東京八王子から始まった夏の移動公演は、北海道、飯田を経て有馬、そして8月22・23日の岡山の喜之助フェスティバルでほぼ終了しました。

喜之助フェスは、「O157」の影響で中止になった年がありましたが、今年で21回目の開催を迎えました。
経済情勢が厳しい昨今、喜之助フェスも今年は予算が切られ、開催が危ぶまれているとの情報は得ており、このフェスの立ち上げに当初から関わった私たちとしては大変気になるところでした。
開催が決まったという連絡を頂いたときは本当に嬉しかったです。

地元で育ち、活躍しているアマチュア劇団の皆さんを中心に、市民のボランティアとパワーで開催にこぎつけた経過を交流会でお聞きし、たいへん感動しました。

規模も縮小され、決して派手ではありませんが、喜之助さんが傍でニコニコ見てくださってるような居心地の好い、心のこもったフェスでした。

このパワーが来年にも引き継がれて、瀬戸内市のみなさんが「喜之助フェス」を大切に守り育ててくださることを心から願っております。

       
喜之助フェスティバルへの応援、よろしくお願いします。

喜之助さんの弟子として、私たちも微力ながら支える一員になれたらと思ってます。

2009/8/03
「怪談・幽女執念」 東京八王子の車人形、西川古柳さんからお誘いを受けて製作した「怪談・幽女執念」(おそろしやおんなのしゅうねん)

おかげさまで、7月18・19日に「西川古柳座」の稽古場で初演と相成りました。

が!ステージの上に専用の舞台を立てるとお客様には高すぎて見えにくいことが判明 !!
さらに、関東エリアのためか、手持ちの調光機が効かない というハプニング!

飯室はやおら袖幕用の棒を切り始め、急場を凌ぐ舞台を作り始めました。

頭の中はキンコンカンコン、キンコンカンコン・・・
すごいプレッシャーと緊張の中、奇跡的(?)に大きなミスもなく終了~!

       いやはや、初演は怪談より怖い…?

有難いことに、お客様からは「面白かった!」とのお声をたくさんいただきました。
初演ということで割り引いて見てくださったお客様も多かったかと思うのですが、本当に嬉しかったです 
(ウルウル

そんな初演の舞台を写真家:高垣尚起氏が撮っていてくださいました。。
上の写真も含め、みのむしの写真は20枚ほど、他にも西川古柳座、西畑人形朝日若輝一座の写真もホームページ上で公開してくださってます。

演じてる自分たちにとって、お客様にどんな風に見えてるのか、大変不安なのですが、とてもいい写真が多くてホッとしました。

良かったら是非ごらんください。


   
高垣尚紀 takagaki@reset.jp
   http://my.reset.jp/~takagaki/galleries/090718_puppet/
             (写真の無断転用はどうぞご遠慮ください)


  その後、怪談は北海道でも好評のうちに上演させていただきました。
              (北海道でのときどき日記は次の機会に・・・!)

  8/10~21まで有馬温泉でも上演します。
  
温泉で夏の疲れを癒し、夕方からゆったりと人形芝居で怪談はいかがですか?
  みなさまのお越しをお待ちしてます。

2009/7/15
7月5日、四谷にあるお岩さんの神社にお参りに行ってきました。

四谷の賑やかな表通りから一筋入ると、京都の路地に入り込んだような、静かで落ち着いた町並みでした。
お岩さんを祀った社寺が道を挟んで斜向いに面してふたつありました。

歌舞伎など芸能関係者の名前や「四谷怪談」についての説明文等があったのは左上の『於岩稲荷田宮神社』
もうひとつは『長照寺陽運寺』
お寺なのに『於岩稲荷』を祀ってるそうです。とても清々しいお庭でした。

今回、お岩さんを演じるにあたってお参りしたのですが、実在のお岩さんは田宮伊右衛門と仲睦まじく生涯を終え、貞女の鑑とされた人だそうです。
「みのむし」流におちゃらけたお岩さんでも、きっと笑って許してもらえるんじゃないか、そんな気がしました。
それにしても、どうして鶴屋南北はあれほどに恐ろしい幽霊に名前を拝借したのでしょう。(今の時代なら人権問題…?)

2009/7/01
 有馬温泉の『有馬玩具博物館』から、この夏のイベントのお知らせが届きました。

大阪は「飛び出す絵本展」、東京は「西田明夫氏の作品展」です。
どちらもお薦めのイベントですので、ご紹介します。

「飛び出す絵本展」には西田さんのコレクションも多く展示されるそうです。
この夏休みに、こどもさんと一緒に出かけてワクワク、ドキドキしてみませんか?





両画像ともクリックすると
大きな画像になります
「飛び出す絵本展」

 ○ 2009年7月18日(土)~8月9日(日)(休館日:水曜日)
 ○ 北野田フェスティバル
         (堺市立東文化会館 文化ホール)

仕掛け絵本の父と呼ばれるロタール・メッゲンドルファー始め、あのトランプが舞い上がる「ふしぎの国のアリス」のロバート・サブダまで世界の450点もの絵本が紹介されるそうです!!

 7月20日・8月4日は「飛び出す絵本」のワークショップ、
 7月19日・8月2日には「手づくりおもちゃの日」もあるそうです。


「摩訶不思議からくり人形師 西田明夫展

 ○2009年7月27日(月)~8月2日(日)
       AM 11:00~PM 6:30
(最終日PM3:30)
 ○銀座月光荘画室 Ⅱ
       ☎ 03-3573-5605(※会期中のみ直通)
 ○お問合せは
    有馬玩具博物館 ☎ 078-903-6971


西田さんは、有馬玩具博物館・岡山現代玩具博物館の館長で、日本のautomataの第一人者でした。
今年2月6日に急逝され、残念でなりません。

たくさんの素晴らしい作品を遺されました。
ひとりでも多くの方々に観ていただきたいと願ってます。

2009/6/17

この所、 『怪談・幽女執念おそろしや・おんなのしゅうねん』の製作に追われてましたが、依頼を受けて手遣い、棒使いの人形も製作しました。

ドクターとその助手という注文でした。

古典的な人形製作は和服であったり、素材も桐材や胡粉塗りなど手間がかかるので、こういうタイプの人形製作は楽しめます。

でも、依頼主からは助手の人形の衣装にクレームが・・・。もっとキリリっとしたキャリアウーマン風の衣装を希望されました。

早速、作り直しにかかります。

その前にちょいと記念写真を撮ってみました。

2009/5/21
「神戸で新型インフルエンザ感染」のニュースは、あれよあれよという間に大騒ぎになってます。
過剰反応のように感じるのはヘンでしょうか。。。

何がなにやら分からないうちに、兵庫・大阪在住の人間はうっかり他府県に移動してはいけないような…後ろめたささえ覚える今日この頃です。

そんな中、止むを得ず京都の弘法さん(東寺)に古着探しに行ってきました。
モチロンしっかりマスクをつけて!!です。

気のせいか、弘法さんの人出も、もひとつって感じでしたが、観光客らしい外国人はとても多かったです。
骨董品の中に上図の人形たちがいました。写真にカーソルをあててみてください
結構大きな人形で、右の日本の人形はとても可愛らしい、いいお顔の男の子の人形でした。左の西洋人形と比べると関節の作りが違うのがよく分かります。


マスクをつけてると喋ることが億劫で、値段は聞きそびれてしまいましたが、大事にしてくれる人の手に渡ればいいですね。

2009/4/20
先日、息子からのプレゼントで韓国に行ってきました。
飯室にとっては20年ぶりの韓国旅行です。

到着するなり息子が空港のコンビニで買ってきたのが左の写真の飲料。
韓国の「飲むヨーグルト」だそうです。
ハングルは読めませんが、見るとその容器には漢字表示が…、ん?…まさか…?? 
そこには信じられない文字が。。。

        
(写真にカーソルをあててみてください)

ストレートと言うか…、大胆と言うか…、これが商品名だそうです。 着くなりパンチを食らった感じ 

そして
旅は期待に違わず、刺激的で楽しい旅でした

2009/4/09
はなまつり

4月はお釈迦さまのお誕生月ということで、お寺の「はなまつり」に呼んでいただくことがあります。

20数年の長いお付き合いのお寺では、当初、幼稚園児だったお子さんが今年はご住職の跡継ぎとして立派な青年僧になっていて、年月の流れにビックリしました。

はなまつりでは、こどもたちがお釈迦さまのお使いの白い象さんを曳いて地域を練り歩き、お寺に戻ってご住職の法話を聞きます。 小さい手を合わせてお釈迦さまに甘茶をかける姿は微笑ましい風景です。


ところで
みなさん、お花見はされましたか?

暖かい春の日差しの中、桜を見上げるのは至福のひとときですね。
今年はタイミングよく、姫路城、夙川、そして京都の桜を楽しむことができました。

与謝野晶子の歌に
「清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵会う人みな美しき」という歌がありますが、桜の下をそぞろ歩く人たちはみな幸せそうな、とってもいい顔をしてます。
それぞれ胸の内には悩みも辛さもあるかもしれませんが、今年も桜に出会えたことで新しい一歩につながる…そんな勇気が湧いてくるような気がします。

2009/4/03
人形製作の材料の話

古典物の製作のため、飯室はこのところ素材探しに追われています。

糸あやつりに欠かせない「」はこれまで太目のカタン糸を使用していましたが、数年前から外国製の釣り糸も使用してました。
カタン糸の良さとしなやかさに加え、丈夫なので重宝してましたが、輸入を取り扱っていた日本の業者が取り扱いをやめたことが分かり、直接海外のメーカーに発注して取り寄せました。

最近は新しくて便利な素材が数多く出回り、大変重宝してはいますが、反面、昔から伝わる代替の効かない材料も人形にはよく使われています。


例えば、人形の髪の毛に使う「スガ糸」。
これは以前は苦もなく手に入りましたが、気がつくと昔ながらの人形材料専門のお店が無くなってました。
ネットで探して、京都で扱ってるお店があることが分かり手に入れることができましたが、同じように探して尋ねて来るお客もいるとのことでした。 また、いつも利用していた桐材屋さんも店じまいをしていたことが分かりました。

桐材
そのものは特に珍しい材料ではないのですが、人形用として手ごろな質、サイズを求めて、やはりネットで堺市内のお琴を扱うお店(つるやさん)を見つけ、電話で端材についてお尋ねしました。


ご主人はとても丁寧に話を聞いてくださいましたが、端材を直ぐにというのは難しいようでした。 でも お話してる中で琴だけでなく三味線も扱ってることがわかりました。
そこで、飯室は厚かましくも 三味線に張る皮の「切り落し」を分けていただけないか」とお願いを…。

三味線の皮は「猫の皮」ですが、人形の関節をつなぐのに重宝していて、これまでも三味線屋さんでこの切り落しの皮を分けてもらってました。
嬉しいことに快く了解してくださいました。
早速お訪ねしてみると、つるやさんは、お琴や三味線など和楽器全般を扱ってられる、文久二年創業の老舗でした。(写真の向かって左の方がご主人、右が飯室です)

三味線用に質が適さない皮は結局処分するからと、切り落しどころか 1枚ものの皮をたくさん分けてくださいました。
飯室がこの先どれだけの人形を製作するかわかりませんが、もう三味線の皮で困ることはしばらくないでしょう。 ご親切に感謝!感謝!です。


さてさて、材料が揃ったら一気に忙しくなります!

2009/2/27
毎日放送ひるドラ
「おちゃべり」
3月2日~27日(全国ネット)
毎週月~金(ひる1:30~2:00)
「告知板」でもお知らせしてますが、
「みのむし」が担当させていただいたタイトルバックの撮影は1月末に終えてます。

本編の収録がすべて終了する27日、打上げがあるということでお誘いをいただきました。

左図は本編の最終収録が済んだ直後の写真。「おつかれさま!!」という晴れやかな声が飛び交い大きな拍手が湧きました。


そして、打上げ会場。
主演の星野真里さんやかとうかず子さんにお願いしてツーショットをパチリ!
星野さんに寄り添われた飯室のこの嬉しそうな顔!どうでしょ!
それはそれとして、
久しぶりのテレビの現場で改めて感じたことは、TV番組は本当に多くの人の力と協力でできあがってるということでした。


今回の番組スタッフのみなさまは、本当に気持ちのいい方々ばかりで、楽しい仕事をさせていただきました。

どうぞみなさま、ごらんくださいね!

    「おちゃべり」ホームページ

2009/2/14


2007年12月ドイツにて
2月6日、世界的に活躍されたオートマタの作家であり、岡山現代玩具博物館・有馬玩具博物館の館長でもいらした西田明夫氏が急逝されました。

突然の思いもかけない訃報に言葉も出ませんでした。12月に体に不調を感じながらも仕事をこなし、かなり無理をされたようです。62歳・・あまりにも早過ぎます。

 私たちが西田さんと出会ったのは、2003年夏のことでした。
心身ともに疲れきって有馬温泉に出かけ、そこでオープンしたばかりの素晴らしい玩具博物館に出会いました。
もっとゆっくり見たいと再度出かけ、西田さんとお話したことがキッカケでお付き合いが始まりました。
思い返すと西田さんとのお付き合いがたった5年だったことに驚いてます。

頻繁にお会いし、仕事のことからプライベートな話まで色んなお話をし、一緒にドイツ旅行もしました。短かかったけど濃いお付き合いをさせていただいたことにあらためて気づかされました。

スケジュールを伺うと、国内の移動はもとより海外にもよく出かけられ、作品製作、有馬・岡山の館長としてのお仕事と、とてもハードな毎日のようでしたが、とても楽しそうに話されてセカセカした様子は全く感じさせない方でした。
多方面に造詣が深く、勉強家で、ダンディで、カッコよくて、でもちっとも気取らず、いつお会いしても優しい、ゆったりとした笑顔で迎えてくださいました。

 お別れには多くの方々が参列されてましたが、どの方もどの方も・・・みなさん泣いておられました。 きっとそれぞれのみなさんの胸に、西田さんとの「濃くて、ゆったりとしたおつきあい」がおありなのだと思いました。

昨年11月、「来年の夏、面白いことしましょう」とおっしゃった西田さんの笑顔が私たちにとって最後の笑顔になってしまいました。
お世話になるばかりで、なにひとつお返しもできないうちに、こんなにさっさと逝ってしまうなんて…、大きな喪失感でいっぱいです。 残念でなりません。

素晴らしい芸術家でした。 心より ご冥福をお祈りします。


  <西田さんは昨年11月NHK「美の壺」(オルゴール)にも出演されてます>
   機会がありましたら、有馬や岡山の玩具博物館にどうぞお出かけください。

   

2009/1/30
今年は丑(牛)年。
歩みの遅いことを牛歩というらしいですが、ちっとも遅くな~い !!
今年も、もうひと月が過ぎようとしてます。うかうか過ごしてしまいました。。。

昨年12月のお話を・・・。

下記の写真は昨年、ネットTVでの番組のために製作を依頼された人形です。
手遣い人形、パクパク人形とも呼ばれてますが、胴体に手を入れて口を大きく開けることが得意な人形です。
糸あやつり人形は人形の要所に糸がついていて上から操作しますが、この人形の場合は人形の下に潜り込んで操作します。
激しい動きや、早い動きにもコミカルに対応できます。

TVの録画撮りでは、このようにクロマキーを使って、背景画像と合成される手法も多く使われます。人形の胴体に入れる腕も同じグリーンの布で覆ってます。
クロマキーの色には他にブルーもよく使われています。

人形遣いは自分の頭が出ないように気をつけてますが、時には顔まで出てしまうことも。
昔、飯室はピンポンパン(フジTV)でキョトンと顔を出してしまうという大失態をしでかしたこともありました!

TVのプロデューサーとカメラマンの人形

バックのグリーンは
背景画像と合成するためのクロマキー

こんな風にして撮影してます。

2009/1/03
あっという間に2009年がやってきました。
暗い世相をスペシャルな人形劇でぶっ飛ばしたいものです。

3月13日(メイシアター) ITOプロジェクト公演 『月とおじさん』
を上演します。
その製作に正月返上で取り掛かってます。

もうひとつ、今年の夏、北海道のフェスティバルに参加します。
ここでも既にお知らせしてますが、それに伴って「伝統人形劇フェス」からもお声がかかり、古典モノ(新作で古典と言うのもヘンですが・・・)で参加することになりました。

題材は
「怪談」

お岩さん、お菊さん、お露さん・・・と、三大幽霊の共演を考えています。

幽霊は足が無い!? て、ことは歩くのに苦労しない…??
いや、足が無いってことは・・・つまり宙に浮いた人形を遣うということ?

モチロン、みのむしの人形芝居ですから、大いに笑っていただこうと考えています。

今年も頑張って面白い作品を創っていきたいと思ってます。  お楽しみに!

「ときどき日記」2011
「ときどき日記」2008/2007
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